2015年09月21日

素晴らしい作品に出会った 2

人間以外の動物が命のやりとりをする時には必ず理由がある

狼がシカを襲うのは自分と家族が生きていくため
狼が他の肉食動物を襲うのは自分の命を守るため
狼が自分の妻を襲うのは、足に深手を負った妻は自然界では格好の獲物になるので他の動物に殺されるならば自分の手で殺すという最大の愛であるため(そういったことがあった場合狼は涙を流しながら遠吠えして泣くそうです)

全て命懸けなんです。狼だけでなく、全ての動物にちゃんと命のやりとりをする理由がある。それは全てのベクトルが「生きたい」という強い根底の概念の元に生まれているから。
全人類がちゃんと足並み揃えて自然に感謝して寄り添って生きていくことが出来れば、食料不足になんてならないし、「人間が増え過ぎた」などという謎の理由で戦争で殺し合いをする必要もない。戦争の目的は他にもいろいろあると思うけど。

この世に命を与えらて生まれてきた全生物の義務はその命燃え尽きるまで「生きること」。
どんな時も力いっぱい生きなくちゃあいけないんです。僕も来年30歳ですが30年も生きていれば生きたくても生きられなかった若い命にも何回か出会います。その人たちの分まで生きなくてはいけないのです。


僕はなぜかとても生きる意志が強い。前ブログにも書いた通り、大怪我や病気などで何度か「死」に近づいたことがあるからかもしれない。「自殺島」の作者の森さんもそうらしい。
「自殺島」も主人公含め登場人物は一度「死」を覚悟し、「死」に触れる訳です。そこで始めて「生」を意識し始める。ここでも「不足の原理」が成立します。(過去ブログ参照)

僕は「自殺島」は高校の教科書にしてもいいくらいではないかと感じている。
文字ばかりの教科書と違ってマンガは読みやすく、絵があるので想像力にも繋がる。若者ウケも抜群にいい。そして何よりアートだ。ただ、暴力や性に関する過激な表現もあるのでこの記事を読んで自分の子どもに読ませてあげようと思ってくれたママさんたちは一度ママさんが読んでから判断してあげてください。


簡単に「死にたい」と口にしてしまうことが当たり前になりつつある現代。また、実際に自殺を考えたこともあるであろう若者たちが増えて来ている今、ぜひこの作品に触れて見て欲しい。

生きるとはどういうことか?

本当に凄まじく影響を受けたマンガです。今のところ13巻まで出ていますが5回は泣きました。まだ続きます。

「自殺島」のホームページに作者の森さんと猟師の千松さんの対談が載っていて、とても面白かったので載せておきす。

http://www.younganimal.com/jisatsutou/taidan.html



この年にして、更に一つの目標が出来ました。
いつかは自分が頂く命は自分で育てよう、ということ。

将来的に畑をやります。
どれだけ大変かはまだ想像が付かないけどやってみたい。


さぁ!今日も呼吸ができること、コーヒーが美味いことを感じられることに感謝して全力で生きていきます。
リハーサルからのリハーサルで一日中踊り倒します。

日々はなんて素晴らしいのか。

世界を感じよう。
posted by Akinori at 11:31| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

素晴らしい作品に出会った 1

全国138万9218人のAkinoriブログ愛読者の皆様、お待たせしました。久しぶりの語りです。笑

最近はありがたいことにとても忙しく、ゆったり文章を書く時間もなかったのですが今日は書きます。
長かったエリザベートも無事に終わり、とても濃かった韓国を経験し、愛する大地北海道で踊り、東京に戻ってきて昨日はとても久しぶりにゆっくり一人で飲みました。
東京に戻ってきてからも自分のレッスンで伝え、二つの現場でのリハに全力を注ぎ、事務所の先輩でもあり、トートダンサーキャプテンでもある乾直樹さんの結婚パーティーに出席し、北海道から東京へ転勤してきた親友と飲み、とにかく日々があっという間に過ぎて行きました。


その日々の中で、僕は素晴らしい作品と出会いました。久しぶりにガツーンときた名作だと思います。
それはダンス作品でも演劇でもなく、映画や小説でもなく、、、







「マンガ」です。


僕は元々マンガが好きなのですが久しく読んでないなーと思い、こないだリハまで3時間くらい時間があった時にマンガを読もうとマンガ喫茶に入り、その作品と出会いました。


タイトルは「自殺島」。


なんともショッキングなタイトルでパッと見サスペンスかホラー系を想像しましたが中身は想像以上にとても深く、「生きる」ということに向き合い、戦い抜いていく人間の美しさが描かれています。
簡単に内容を書きますと、現代の生きていくことに疲れた若者が自殺を図りますが未遂に終わり、「自殺島」と呼ばれる島に同じ様な未遂者たちと共に送り込まれます。多くの人間はそこで再び自害してしまいますが生きることを選択した若者たちのドラマが凄まじいのです。何もないところから原始的な生活を始め、協力し合い、島の自然に寄り添い、自分の心の傷と戦いながらも必死に生きる意味を見つけ出そうとします。
何もルールのないゼロから人間たちが集団生活を行うと何が起きるかがとてもリアルに書かれてあり、生きるテーマと共に民主主義とはなんぞや?社会とはなんぞや?正義とは?
と、なんだか現代の日本の問題ともリンクしてくる本当に奥深い作品です。

よく、この世を汚しているのは人間だとか生態系を壊している生き物は人間だとかいろいろ聞きますが、この世においても生態系においてもやはり人間は必要なのです。
必要のないものはこの世には存在しない。どんな生き物にもちゃんと役割がある。もちろん人間にも重要な使命がある。その答えがこの作品には描かれている。アイヌの精神ともリンクしてくる。

最終的に人間が足並み揃えて向かう方向は間違いなく、戦争や殺し合いや金儲けなのではなく、「自然に感謝すること」なのです。
昨日の夜食べた肉も、全力で生きていた動物の命であり、その命を頂くから今日の自分が生きている。朝食べたバナナも自然が育ててくれた基調な命なのです。命を頂いて今日の自分の命に繋げているからいわばこの世は命のリレーなのです。
アイヌは必要以上には絶対取らない。命を頂く瞬間は必ず手を合わせて「イヤイライケレ(ありがとう)」。

現在日本の戦争推進派の意見としては「増え過ぎた人間を減らすため」「地球のバランスを保つため」とかわけのわからない洗脳も始まっているようですがそれは絶対に有り得ない。なぜならば戦争によって失われる命は誰も頂かないし、必要のない殺生だからだ。自然界においては全く当てはまらない現象。

•意味のない殺生をする(戦争や動物虐待)
•自分の命を自らの手で絶つ

この二点は世界中の生き物の中でも人間にしかみられない現象です。
posted by Akinori at 11:30| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月08日

凱旋公演&新作発表

情報解禁でございます!!!

「Humming Earth Project」韓国凱旋公演&新作発表会!!!

先日、韓国の国際的なダンスフェスティバル"NEW DANCE FOR ASIA"、そして"GOYANG INTERNATIONAL DANCE FESTIVAL"にて発表した僕たちの作品「pitch」(ダンサー鈴木明倫、ギタリスト山木将平、照明秋野良太)の凱旋公演を行います。そして更に僕たちの新作「飛躍、飛翔、前進」も発表しちゃいます!
この日は北海道のコンテンポラリーダンサー櫻井ひろさんをguest迎えてアフタートークも行いますのでぜひ、お越し下さい(^ ^)


2015 10/18 日曜日

1st 12:30開場、13:00開演
2nd15:30開場、16:00開演
3rd18:30開場、19:00開演

内容
新作「飛躍、飛翔、前進」
櫻井ひろソロ(guest)
韓国発表作品「pitch」
アフタートーク
(鈴木明倫、山木将平、櫻井ひろ、秋野良太)


照明:秋野良太


チケット
前売 2000円
当日 2500円

客席:40席限定

場所
Dance Crew Studio K'beat
〒064-0809 北海道札幌市中央区南9条西3丁目2-5 パークビルB1F
(地下鉄南北線中島公園駅徒歩1分)
http://aw-promotion.com/awp/access.html



40席限定なので来てくださる方はお早目にご連絡頂けると嬉しいです!
宜しくお願い致します!


鈴木明倫
posted by Akinori at 17:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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