狼がシカを襲うのは自分と家族が生きていくため
狼が他の肉食動物を襲うのは自分の命を守るため
狼が自分の妻を襲うのは、足に深手を負った妻は自然界では格好の獲物になるので他の動物に殺されるならば自分の手で殺すという最大の愛であるため(そういったことがあった場合狼は涙を流しながら遠吠えして泣くそうです)
全て命懸けなんです。狼だけでなく、全ての動物にちゃんと命のやりとりをする理由がある。それは全てのベクトルが「生きたい」という強い根底の概念の元に生まれているから。
全人類がちゃんと足並み揃えて自然に感謝して寄り添って生きていくことが出来れば、食料不足になんてならないし、「人間が増え過ぎた」などという謎の理由で戦争で殺し合いをする必要もない。戦争の目的は他にもいろいろあると思うけど。
この世に命を与えらて生まれてきた全生物の義務はその命燃え尽きるまで「生きること」。
どんな時も力いっぱい生きなくちゃあいけないんです。僕も来年30歳ですが30年も生きていれば生きたくても生きられなかった若い命にも何回か出会います。その人たちの分まで生きなくてはいけないのです。
僕はなぜかとても生きる意志が強い。前ブログにも書いた通り、大怪我や病気などで何度か「死」に近づいたことがあるからかもしれない。「自殺島」の作者の森さんもそうらしい。
「自殺島」も主人公含め登場人物は一度「死」を覚悟し、「死」に触れる訳です。そこで始めて「生」を意識し始める。ここでも「不足の原理」が成立します。(過去ブログ参照)
僕は「自殺島」は高校の教科書にしてもいいくらいではないかと感じている。
文字ばかりの教科書と違ってマンガは読みやすく、絵があるので想像力にも繋がる。若者ウケも抜群にいい。そして何よりアートだ。ただ、暴力や性に関する過激な表現もあるのでこの記事を読んで自分の子どもに読ませてあげようと思ってくれたママさんたちは一度ママさんが読んでから判断してあげてください。
簡単に「死にたい」と口にしてしまうことが当たり前になりつつある現代。また、実際に自殺を考えたこともあるであろう若者たちが増えて来ている今、ぜひこの作品に触れて見て欲しい。
生きるとはどういうことか?
本当に凄まじく影響を受けたマンガです。今のところ13巻まで出ていますが5回は泣きました。まだ続きます。
「自殺島」のホームページに作者の森さんと猟師の千松さんの対談が載っていて、とても面白かったので載せておきす。
http://www.younganimal.com/jisatsutou/taidan.html
この年にして、更に一つの目標が出来ました。
いつかは自分が頂く命は自分で育てよう、ということ。
将来的に畑をやります。
どれだけ大変かはまだ想像が付かないけどやってみたい。
さぁ!今日も呼吸ができること、コーヒーが美味いことを感じられることに感謝して全力で生きていきます。
リハーサルからのリハーサルで一日中踊り倒します。
日々はなんて素晴らしいのか。
世界を感じよう。